JA信州諏訪茅野市北部受託部会は9月から10月にかけて、同市のコメ農家が栽培した「あきたこまち」「コシヒカリ」の稲刈り作業を引き受けている。部会員らがコンバインを操縦し、スムーズに作業。例年以上の収穫量への期待が高まっている。
同部会は発足して20年以上経つ。今年度は、コンバイン所有者5件が所属している。
部会長の小坂幸江さんは今年8月、JA農機センターで6条刈りコンバインを購入。このコンバインは収穫ロスを減らし、効率よく作業できる「自動ロス制御付き」。「JAを利用していることを地域にPRしたい」(小坂さん)と、「JA信州諏訪」のマークやJAのオリジナルキャラクター「じゃすまる」の図柄をコンバインの側面に貼り付けた。
小坂さんは10月11日、「あきたこまち」の田んぼ10カ所(約1.5ヘクタール)で作業。同市の篠原伸孝さんがコンバインを操縦し、刈り取りを行った。
小坂さんは「稲刈り時期に雨が降り、スケジュールは少し遅れているが、作業はとても順調に進んでいる」と進捗を語る。
篠原さんは「この地域は過去3年間、いもち病に悩まされていた。今年は大きな被害なく、豊作になりそうだ」と手ごたえを感じている。