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昔ながらの農具を使って脱穀作業体験 食の大切さ知ってほしい | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 30, 2022 5:25:00 AM

JA松本ハイランド山辺支所は、松本市入山辺地区の地域づくり組織「こんな山辺にするじゃん会(正式名称:入山辺地区の将来ビジョンを考える会)」が主体となって行っている山辺小学校の米作り体験に協力している。米作りを体験することで、農業に親しみ、自分で育てる喜びや食の大切さを知ってもらおうと取り組む。
9月26日、同地区の10アールの田んぼで同校の5年生の児童約90人が脱穀作業を体験した。児童は9月中旬に刈り取り、はぜかけをした稲を1束ずつ運び、千歯こきや足踏み脱穀機、唐箕(とうみ)といった昔ながらの農具を使って脱穀。千歯こきでの作業では「思ったより力が必要で大変」と苦労しながらも、同会の会員らの指導を受けながら作業をすすめた。また、農業機械のハーベスターによる脱穀も体験。それぞれの農具の特徴や進化の歴史を学びながら、協力しあってすべての稲の脱穀作業を終えた。
同会の木村誠一郎会長は「米作り体験を通して、自分たちが普段食べているお米がどうやって作られているかを学び、食の大切さを知ってもらえたらうれしい」と話した。