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カットリンゴで労力軽減を | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 27, 2022 5:51:00 AM

JAグリーン長野りんご部会「カットりんごの会」は9月22日、リンゴ中生種分のカットリンゴの出荷講習会を、長野市真島の真島フルーツセンターで開いた。カットリンゴは、大規模園における生育管理作業の労力軽減を図るために取り入れられた規格で、部会員のうち、会員登録した生産者15人が出荷に取り組む。大手コンビニチェーン等で販売されるカットリンゴなどに使われ、生産者手取りの安定・確保とリンゴ栽培維持につなげていく考え。
講習会には、生産者8人が参加。「秋映」「シナノスイート」のカットリンゴ用向けの出荷規格を確認した。加工用のため、小玉でもよく、着色せず、サビがあってもよいものの、腐敗果や傷みの広い・深いものを混入させないこと、選果はJAではなく生産者が行うため出荷に遅れが生じないようにすることなどを再確認した。また、改めて、手をかけずに栽培することによって、他の木や品目に注力できるような労力分散・作業負担軽減目的とした規格であることに理解を求め、出荷継続を求めた。
カットリンゴは「秋映」から「シナノスイート」「シナノゴールド」「サンふじ」まで出荷をしていく考え。全体で22トンの出荷をめざしている。