JA松本ハイランドりんご部会は9月21日、出荷最盛期を前に「シナノスイート」を中心とした中生種りんごの目揃会を管内6会場で開いた。今年は凍霜害や台風被害もなく生育は順調。梅雨明け以降の8月の好天により甘味がのった高品質な仕上がりとなっている。
松本市今井にある果実共選所で開いた目揃会には、生産者約90人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢を伝えたほか、果実指導員が規格ごとに分けたりんごを示しながら、大きさや熟度、外観の状態など11項目の選別基準について説明した。また、今後は着色管理を徹底することなどを呼びかけた。
同部会の野村拓部会長は「目揃会で確認することでしっかりと規格を統一した。早生品種の『つがる』に引き続き、JA松本ハイランド産のおいしいりんごを消費者のみなさんにお届けしていきたい」と話した。
同JAでは中生種主力の「秋映」、「シナノスイート」、「シナノゴールド」で11万7000ケース(1ケース10キロ)を地元や中京、関西、九州などの市場を中心に10月下旬まで出荷する計画。11月上旬からは同JA産りんごの主力「サンふじ」の出荷が始まる予定だ。