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白ネギ収穫最盛期/病害虫少なく品質良好 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 22, 2022 5:38:00 AM

JA上伊那管内で白ネギが収穫の最盛期を迎えている。白ネギは同JAが出荷する野菜で最も販売高が多い主力品目。今年は病害虫の影響も少なく品質は良好。7月からの高温傾向で例年より1週間ほど早く出荷が始まり12月まで続く予定。9月から11月にかけて最盛期となる。
同JAの協同会社である株式会社JA菜園では9月15日、従業員12人が伊那市西箕輪の圃場で収穫作業を行った。この日は手作業や専用の収穫機を使って収穫。約400束(1束50本)を掘り取った。この日、掘り取った白ネギは南箕輪村のJA上伊那野菜選荷場内にある白ネギ共選施設にそのまま持ち込み、皮むき調整作業を委託した。10月からは皮むきや選別などの調整作業も自社で行う「個人選別」でも出荷する。
同社では今年約4ヘクタールで白ネギを栽培し、年間で約4万4500ケース(1ケース3キロ)の出荷を見込む。
同社の伊藤治常務は「今年の品質は良好。安全な作業を心掛けながら、最後まで病害虫防除をしっかりしていきたい」と話した。
管内の白ネギの栽培面積は約65.4ヘクタール。県内でも有数の産地となっている。同JAではドローンを使った農薬散布の試験運用を進めるなど、作業の省力化によるさらなる生産拡大に取り組んでいる。