2022年度産米の収穫を目の前に控え、JA佐久浅間と佐久農業農村支援センターは、8月23日から25日にかけて4会場でもみすり調製技術者を対象に講習会を開いた。158人が受講し、長野米の自主統一規格や乾燥調製技術などを学んだ。
8月25日小諸市のベルウィン小諸で開いた講習会には48人が参加。JA担当者が米穀情勢や長野米自主統一規格、仕分検査について説明した他、佐久農業農村支援センターの小浜由彦普及指導員が適期収穫と乾燥調製技術について説明。「佐久地域は冷涼なので、刈り遅れても胴割れしないと言われていたのは過去のこと。温暖化が進行しているので適期収穫を徹底してほしい」と呼び掛けた。
佐久地域では20年前と比べて平均気温が1度以上、上昇している。
佐久農業農村支援センターの予想によると標高700メートルで5月20日に田植えをした「コシヒカリ」の成熟期は9月18日の目安とし、刈り取り適期は9月13日から23日と平年よりかなり早いと予測をしている。