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WCS用稲刈り取り | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 31, 2022 4:47:00 AM

JA佐久浅間で、発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)用稲刈り取り作業が始まった。JAは耕畜連携による自給肥料の安定供給に向けて、稲WCSの生産を振興している。
WCS用の水稲は、主食用米より約1カ月早く、もみが完熟する前に刈り取る。収穫は、もみと茎葉を同時に刈り取る専用機械で行う。自動で巻き取った約300キロの飼料用稲に乳酸菌が注入され、ロールの状態で出てくる。その後、自走式の梱包(こんぽう)機でフィルムを巻いて密封し、乳酸発酵させる。栄養価が高いことから畜産農家からも好評だ。
今年度、新たにホールクロップ収穫機・ラップマシーンを更新し作業の効率化を図る。作業は9月中旬まで続き、JA管内では、佐久市や立科町などで生産され、2022年度は24戸が32ヘクタールで、ロール2878個を生産。酪農と肉用牛肥育農家25戸に年間を通して供給する。
JAは、15年に導入した稲子実発酵飼料(ソフトドレインサイレージ=SGS)と合わせて取り組みを強化し、耕畜連携による飼料の安定生産を進める方針だ。