JA信州うえだのモルティしおだで8月17日、令和4年度籾摺調製技術者講習会が行われ、当JA管内で籾摺り業務に従事する籾摺調製技術者30人が参加した。
同講習会は、JA長野県グループや県農政部、農業試験場などで構成する長野米生産販売対策協議会が主催し、同JA米穀センターの増井充センター長、上田農業農村支援センターの近藤武晴普及員が講師を務め、JA全農長野も参加した。令和4年産米の品質向上と円滑な集出荷のため、今年の米情勢、生育状況、米の自主統一規格等を確認することが目的。JA増井センター長が米穀情勢と自主統一規格、長野米仕分検査について、同支援センター近藤普及員が適期収穫と乾燥調製技術について説明を行った。
増井センター長は「令和4年産米の生育状況は、おおむね順調で豊作基調にある。米情勢は、民間在庫量が200万トンを上回っていることから依然として厳しい情勢が予想されるが、令和4年産の適正生産の取組が強力に進められたことで、価格の好転に期待が持てる」と説明し「当JAでも10万俵集荷に向け運動を展開するので、高品質な米を生産し、JAへの出荷をお願いしたい」と呼びかけた。
同講習会では、「安全な農作業について」と、同JAが新たに導入した、生産資材のウエブ注文システム「ポチっとファーム」の紹介も行われた。