県内JAの話題

アスパラガス専門部役員会/10億円めざし省力化などを検討 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 25, 2022 1:06:00 AM

JA上伊那野菜部会アスパラガス専門部は8月22日、南箕輪村のJA上伊那野菜選荷場で令和4年度第3回役員会を開いた。生産販売状況を確認したほか、機械化を進めるにあたり検討している自動結束機の性能を確認した。
同JAのアスパラガスは現在、約230戸の生産者が約30haで栽培し、約3億5,000万円の販売高がある重点品目。だが、かつて約6億円の販売高だったころに比べ、株の老齢化や生産者の高齢化により販売高が減少している。しかし、同JAのアスパラガスは市場から高評価を得ており、取扱量が足りていない状況だ。そこで同専門部は販売高10億円産地をめざす取り組みを計画。作業の省力化や管理機能の向上を目的にあらゆる方法を検討している。
今回の役員会では共同選荷作業の導入について検討。また、アスパラガスを生産・出荷する全作業の中で全体の約65%を占めると言われる収穫後の選別・結束作業の省力化が期待できる機械、「自動受入・選別+計量・結束システム」の実演を見学した。役員はきちんと結束テープで結束されているか、重さは均等なのかなどを確認した。
同専門部の永由喜芳専門部長は「手作業に比べてスピードも速く、省力化が期待でき、栽培管理に集中できる。また品質の統一による市場評価の向上や新規就農者の初期投資の負担軽減、現在の生産者も含めた作業の効率化につながる」と話した。