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野生きのこ出荷者講習会/地元のきのこで季節を楽しんで | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 25, 2022 1:09:00 AM

JA上伊那生産者直売部会は8月18日、野生きのこ出荷者講習会を開いた。講師を勤めたのは長野県きのこ衛生鑑定士の伯耆原尊さんと丸山千代美さん。管内3会場で行われ生産者89人が出席した。このうちJA本所で行われた講習会には36人が出席し、直売所に出荷する際の決まりや野生きのこの特徴などを学んだ。
JA農産物直売所に出荷する生産者は全員、同部会に入会している。その中でも野生きのこを出荷する生産者には年1回の講習を受けること、出荷前に「野生きのこ直売所出荷届書」を提出することを義務付けている。
野生きのこなどを食べることは昔からの食文化のひとつであり、地産地消そのもの。しかし、有毒きのこと間違えると甚大な事故に繋がる可能性があるため講習会を行っている。
講習会では直売所に出荷可能なきのこ19種類の特徴を写真付きの資料を使って説明した。また、種類が分かるよう乾燥や水煮など加工していないきのこのみを出荷することなどの決まりを確認。細心の注意を払い出荷するよう呼びかけた。
同JAの担当職員は「野生きのこは直売所だからこそ取り扱いができる。お客様が安心してきのこを購入し、季節を楽しんでもらえるよう安全確保にはしっかり取り組んでいく」と話した。