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ジュース用トマト収穫 収入は部活の活動費に | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 17, 2022 5:22:00 AM

松本市の梓川中学校は17日、同市梓川倭の畑でジュース用トマトの収穫作業をした。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶり。
野球部やサッカー部、バレー部、美術部などに所属する生徒とJA職員ら約210人が参加し、地元農家の丸山貴史さん(38)の約2.4ヘクタールの畑で作業した。地元の農業を学ぶため10年ほど前から行っている活動で、収穫作業で得た収入は部活の活動費などに充てるという。
生徒たちはタオルで汗を拭いながら、真っ赤に色付いたトマトを丁寧にもぎ取り、出荷用コンテナに入れていった。梓川地域営農センターの手塚富康営農指導員は「葉っぱの裏側に隠れている場合もあるから注意しながら取って」「木の根元ではなく先端を持ち上げ、残さず収穫して」などとアドバイスを送った。この日は、約100ケース(1ケース=22.5キロ)、2.25トンを収穫し、業者に出荷した。
同校サッカー部の2年生の生徒は「初コンテナいっぱいに収穫できた時は、達成感ややりがいを感じた。意外に重くて、農業は力仕事だと思った」と話した。
担当教諭は「自分たちでお金を稼ぐことの大変さを学び、地域や保護者へ日頃の感謝の気持ちを伝えて欲しい」と話した。
JAと加工業者は、7月下旬に同校を訪れ、収穫する基準や管内農家の栽培状況、ジュースになるまでの過程などを説明する事前学習を実施。生徒はジュース用トマトについて学んだ。