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地域全体で果樹盗難防止を 農作物盗難防止パトロール合同出発式 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 10, 2022 5:08:00 AM

果実の収穫最盛期に併せ、JAみなみ信州、同JA果実協議会は9日、飯田市の同JA本所で、管内7行政、長野県警察と合同で農産物盗難防止パトロール出発式を行った。JA役職員や果樹生産者の代表、行政担当者と飯田警察署、阿南警察署職員らおよそ50人が参加した。下條村のローカルヒーロー「カッセイカマン」や飯田地区防犯協会連合会のヒーローキャラクター「セーフティーダ」も駆けつけ、「出発」の号令でパトカー2台、各行政の青パト6台、「盗難防止パトロール強化中!」と書かれたステッカーを付けたJA公用車5台が一斉に本所から出発した。
全国的な果実盗難が相次ぐ中、同JA管内でもこれまでに今年度ブルーベリー、桃、ぶどうの3品目で盗難被害が出ている。同JAでは収穫目前に地域全体でパトロール強化し犯罪抑止につなげようと初めて出発式を企画した。出発式にあわせ、同協議会では80枚のステッカーを作成。同協議会役員のおよそ60台や、同JA営農技術員の公用車20台の車などに貼り防犯PRを行っていく。
同JAの寺沢寿男組合長は「警察や行政と連携を深め地域全体で被害を抑えていきたい。生産者が手塩にかけた農産物を収穫できるよう守っていきましょう」とあいさつした。
生産者代表で同JA果実協議会の長谷部修会長は「盗難被害は農家にとって生産意欲まで減退させてしまう悪質な犯罪です。地域をあげて警戒を強化してもらいありがたい。協議会としてもしっかりと連携し収穫を迎えていきたい」と話した。
今後、警察や行政が行うパトロールにあわせ、同JA、協議会では梨、ぶどう、りんごから市田柿加工時期となる12月末までを警戒強化期間とし防犯に努めていく。