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大豆 法人中心に播種すすむ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 25, 2022 11:56:00 PM

JAグリーン長野管内で、「大豆」の播種が7月下旬、盛んに行われている。主に小麦の裏作として栽培され、農業法人や集落営農組織による機械作業が進められている。
長野市松代町が拠点の営農生産組合ファーマーズ松代(組合長・塚本勇)では、7月21日から作業を開始し、5日間ほど、小麦収穫後のほ場とさらに請け負ったほ場を含めて約8ヘクタールに播種作業。水はけの悪いほ場が多く、小麦は収穫前の雨が溜まって品質に影響したことから、大型トラクターに播種用のアタッチメントのほかに、排水対策の溝堀用のアタッチメントを装着。同時進行で溝を掘りながら、病害・鳥害対策を施した大豆を肥料とともに蒔いた。
同組織では、受託したほ場の多くを千曲川河川敷に有する。2019年の台風19号による水害で運ばれたオオブタクサ等が根を張って繁茂し、作業効率や品質に影響。塚本代表曰く、作付けを行わず、除草・耕うんを定期的に行うことで、除去・抑制が可能だが、河川敷内の管理面積が広く、収量・収入に直結することともなり、非常に対応が難しいという。塚本さんは、「多くの生産者が課題として持っていることなので、JAに穀物部会もできたので、そういった場面で課題の検討やJAや行政への対応要請などにつなげ、対策を講じる方策を検討できれば良い」と話した。ファーマーズ松代は、2台のトラクターで播種作業を進行、5日程度で作業を終える予定という。JAでは今後、穀物部会や大豆生産法人を対象に、管理作業等に関し、情報共有や要望に応じて講習会などを計画する予定。