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令和4年度農業担い手育成懇談会/農業研修の受入れに向け/長野県農業経営者協会上伊那支部 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 6, 2022 12:44:00 AM

長野県農業経営者協会上伊那支部は6月28日、令和4年度農業担い手育成懇談会を開いた。この日は上伊那農業高校の生徒を対象に行っている農業研修の受入れに向け、関係者36人が伊那市内の農家を視察。その後、伊那市狐島のJA上伊那本所で農業の担い手確保に関する取り組みについて意見交換会を行った。
この懇談会は優れた農業の担い手の確保・育成を図るため関係機関が連携し、農業体験実習や就農相談活動などの事業を円滑に進めることが目的。同高校や信州大学の教諭らと、同JAや上伊那農業農村支援センターの職員が参加した。
この日は県内で最大規模の酪農家、有限会社信州つつじヶ丘牧場を視察。40頭同時搾乳が可能なロータリーパーラーについてやICT技術を活用した管理についてなどの説明を聞いた。その後、JA上伊那の出荷数量のうち8割を占める同JAオリジナル品種の品種改良を行った株式会社フロムシードを視察。同社の代表者から「病害虫に強い品種を育て、品質を第一に栽培している」と説明を受けながら実際に育苗や栽培している様子などを見学した。
視察後には意見交換会として、先進農家体験実習の受入農家からの状況や要望、各組織から担い手確保に関する取り組みなどが報告された。同JAはインターン制度のしくみや受入れ状況を説明。1996年の発足以来103人がこの制度を活用し、現在も地域農業の担い手として活躍していることを報告した。