県内JAの話題

山ごぼう栽培指導会/希少野菜の栽培が始まる/JA上伊那野菜部会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 22, 2022 5:46:00 AM

JA上伊那野菜部会は6月14日、伊那市西箕輪のJA西箕輪支所で山ごぼうの栽培講習会を開いた。6月末から7月上旬の播種時期を前に、栽培方法や注意点などを確認した。山ごぼうは全国的にも流通が少ない希少野菜のひとつ。管内の生産者は今年から生産を始めた1人を含め、全員で4人。栽培面積は35アールを計画している。
この日、JAの担当職員は連作障害が出やすいため土壌消毒した圃場でも連作を避けることや、播種時期が早いと、とう立ちしやすくなることなどを説明。また、播種時に農薬を必ず散布するなど病害虫の防除を呼びかけた。
同JA園芸課の小出順誠野菜係長は「山ごぼうは発芽率が低く栽培が難しい部分もあるが、市場の需要は高い。少しでも多く出荷できるように作付けしてもらいたい」と話した。
同JAでは今後、生産者や山ごぼうの栽培に興味のある人が情報交換できる場として圃場巡回を計画するなど、新規生産者の確保にも力を入れていく。