JA上伊那が箕輪町から指定管理を受ける農産物直売所ファームテラスみのわで6月16日、さくらんぼ狩りがスタートした。同直売所近くの関善一さんの果樹園で行われ、訪れた客は30分間の食べ放題を楽しんだ。
関さんは25aで150本を栽培している。品種は甘みの強い「佐藤錦」、酸味のある「高砂」、果実がしっかりした「紅秀峰」の3品種。今年は気温の高い日と低い日の差が大きかったため、開花にばらつきがあり、受粉による結実にも差が出たものの、ぼかし肥料を使い高い糖度になるよう栽培してきた。また、関さんは小さい子どもでも収穫体験ができるよう、枝を誘引して低い位置に結実させるなどの配慮も行っている。
初日となる16日には岐阜県から女性とその友人3人が来園。初めて関さんの果樹園で体験するという女性らは1粒口に入れ、あまりの甘さに驚き、夢中になって楽しんだ。体験を終え、女性らは「ここに来て正解だった。どれも甘さがしっかりしていて、今度は家族を連れてきたい」と笑顔で話した。
関さんは「皆さんに『おいしい』と言ってもらえるように糖度を上げ栽培している。ぜひ食べに来てほしい」と話した。
サクランボ狩りは7月10日(日)まで。予約制で火・木・土・日曜日の受け入れとなる。詳しくは農産物直売所ファームテラスみのわ(0265-70-5230)まで。