JA信州うえだ営農経済部生産資材課は6月11日、同JAグリーンファーム中央店で、除草剤の基礎知識と上手な使い方の講習会を開いた。新型コロナウイルス感染対策をしながら参加人数を増やすため、ウエブ会議システムを使い、JA本所会議室とつなぎ同時開催した。同中央店に11人、JA本所会議室に18人で、合わせて29人の地域住民などが参加した。
梅雨に入ると草の勢いが増すため、除草剤の相談が多くなる。除草剤には大きく分けて2種類あり、液剤を薄めて散布するものと、粒剤をそのままパラパラとまくものがある。種類や散布時期によって除草効果に違いがあるため、この講習会では、より効果的に除草作業ができるように知識を深めることが目的。
この日は、株式会社アグログリーン東信事業所の三ツ井眞一所長が講師となった。除草剤の種類とその特徴、液剤を薄める倍率の計算や散布方法のほかに、特に相談の多いスギナの除草のコツを説明した。除草剤はよく知られている「ラウンドアップマックスロード」と、粒剤の代表として「カソロン」を例にあげて特徴を紹介した。散布時の格好や除草液剤の薄め方を説明し、実際に中央店裏の土手に出て、除草剤散布の実演を行った。参加者にはおすすめする除草剤の試供品をプレゼントした。
参加者は「除草剤を使う時期があることを教えてもらったので効率よく使いたい」「実演でやり方がよくわかった。服装や装備も気を付けたい」と話し、有意義な講習会となった。
この講習会は地元の（株）上田ケーブルビジョンで収録され放送予定。
6月25日には「家庭菜園の病害虫防除対策」を開催予定。