JA信州うえだ丸子地区事業部は6月3日・10日、食と農を通じて組合員コミュニケーション力の強化を図るため、稲作の実地研修を行い、同地区事業部職員15人が参加した。
この取り組みは、地域農業を支える担い手農業者に対し、職員が実際に農業を体験することでコミュニケーションの充実を図り、地域農業の裾野を広げて行くことを目的としている。
稲作研修は、今年で5回目となり、同地区事業部管内の依田地区で、農業後継者の居なくなった約20アールの水田を借り受け、同地区事業部職員が代かき・田植え・草刈り作業を行う。
3日に水田の草刈と代かきを行い、10日の田植えでは、今年度の新入女性職員1人を含む女性職員4人と男性職員1人の計5人が研修生として参加した。ベテラン職員から一対一で乗用田植え機の操作方法を教わり、実際に田植え作業を体験した。
田植えをした職員は「初めての作業で難しいところもあったが良い経験ができた。この体験を活かして組合員対応にがんばりたい」と話し有意義な研修となった。
今年も同地区事業部では、草刈り・稲刈り・脱穀作業を行い、収穫できた長野県オリジナル米「風さやか」を使い、(株)信州銘醸に依頼し、酒造りにも挑戦する。