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業務用春作キャベツ出荷会議/適期収穫で高品質を/JA上伊那野菜部会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 14, 2022 2:51:00 AM

JA上伊那野菜部会は6月10日、南箕輪村の同JA上伊那野菜選荷場で業務用春作キャベツ出荷会議を開いた。生産者やJA職員27人が参加。最盛期を前に寒玉キャベツとレッドキャベツの出荷要領の確認や目揃えを行った。
同JAでは春作キャベツと秋作キャベツを生産。今年は合わせて昨年を上回る約11haの作付けを計画している。このうち春作キャベツは約8haで、3月~4月が温暖だったことから定植後の凍霜害の被害がほとんどなく豊作傾向にある。全国的にも豊作で市場価格は下落傾向にあるが、同JAは契約栽培のため、一定の価格で販売される。
出荷要領では、寒玉キャベツとレッドキャベツに共通することとして外側のそり葉は1枚に調整することを統一。寒玉キャベツについては昨年との変更点として、冷蔵庫で保管する際に2段積みだったものを3段積みで収納するため、バルクコンテナからはみ出ない程度で出荷することを呼びかけた。
また、目揃えでは3月中旬に定植し、収穫適期を迎えたキャベツを用意。その場で外葉を剥き、出荷状態にしたものと、半分に切ったものを生産者は目で見て確認した。
説明を行った同JA営農経済部の小出順誠野菜係長は「上伊那は集荷したキャベツを冷蔵庫で保存し、順次出荷するスタイル。適期収穫で高品質なキャベツの出荷をお願いしたい」と期待した。
春キャベツの最盛期は6月下旬から7月を見込んでいる。最近では梅雨の降雨により、玉が急激に肥大するとして取り遅れのないよう呼びかけるとともに、全体を通して早めの相談で品質低下を最小限に抑えるよう呼びかけた。