県内JAの話題

父の日のプレゼントに ひまわり出荷始まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 13, 2022 2:15:00 AM

県内有数のヒマワリ産地、安曇野市でヒマワリの出荷が本格化している。JAあづみは6日、安曇野市堀金のそ菜特産流通センタ―で出荷目揃い会を開いた。生産者ら約30人が参加、販売情勢や出荷規格、荷造り方法などを確認した。
営農経済事業部農産課の小山幸亮営農指導員は「市場関係者からは品質が安定してきている」と評価が高いことを伝え「咲き加減、花径や茎の太さ、1箱の中身を揃えて欲しい」と正確な選別を呼び掛けた。
同JAのヒマワリ販売額・出荷数量ともに県内トップクラス。2021年度の販売金額は1,420万円(前年比250万円減)、出荷数量31万本(前年対比3万本増)。22年度は前年比600万増の2,000万円の販売計画を見込んでいる。出荷数量は令和元年度コロナ前の約45万本の出荷を見込み、関西や中京の市場を中心に10月頃まで続く。
ヒマワリは父の日の贈り物や結婚式等の夏の装花として人気があり、直播ができ強健でかつ初心者でも栽培がしやすいことから栽培講習会などを通じてさらに生産者を増やしていく。
主力品種は、花弁が濃いオレンジ色の「サンリッチオレンジ」、明るい鮮黄色の「サンリッチレモン」、花弁のオレンジ色と中心部の濃黒色のコントラストが美しい「ビンセントタンジェリン」など。これらは、切り花用に品種改良されているため一本立ちで一輪しか咲かないが、日の長さに影響されにくいため50~60日で開花し、計画的な出荷が可能となり生産者からも評判が良い。
また、花粉がでないため流通段階や購入後に花粉で汚れることがないことから消費者や市場関係者からも人気を集めている。
塚田高裕花き専門委員長(55)は「作付けしたものはすべて切り花にしたい。病害虫対策を徹底し、花もちがよく高品質で買ってよかったと思ってもらえる花を届けたい」と意気込んだ。