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桃摘果・袋かけ講習会/品質向上を目指す/JA上伊那果樹部会桃専門部 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 10, 2022 4:42:00 AM

JA上伊那果樹部会桃専門部は6月4日、中川村と宮田村の2会場で桃摘果・袋かけ講習会を行った。講習会ではJAの担当職員が本摘果する際の注意点や、今後の管理作業、袋かけ・袋の外し方などを説明した。
同JAは、近年多く見られるせん孔細菌病の防除や、果実の肌荒れ・裂果防止のため本摘果後に袋かけを行い贈答用の品質確保につなげることを検討。昨年から講習会で袋かけについて説明し、さらなる品質向上に取り組んでいる。
この日、中川村で開かれた講習会には生産者4人が参加。本摘果は満開後約40~50日までに実施することや、大きく丸みのある果実は2つの胚が生育し肥大した双胚果の可能性が高く、落下しやすいため優先的に摘果することを呼びかけた。また、正しい袋かけの方法を実演しながら説明し、袋を外す際には、果実の温度が低い時間帯を避け、日焼けに気をつけることなどの注意点を説明した。
同専門部の村上孝治専門部長は「桃は夏のくだものとして、お中元などでも需要がある。生産者の皆さんには改植・新植してもらい、上伊那のおいしい桃をさらに広げていきたい」と話した。