JA佐久浅間は地域の生産者と連携し、次世代への食農教育に力を入れている。佐久市の田口小学校では5年生が、作物を作る大切さや日本で古くから行われている稲作の歴史などを学ぼうと米作り学習を毎年行っている。今年も地域ボランティア「お米作り協力隊」やJA職員が指導してもち米を栽培。5月に代掻き、6月に田植え、10月に稲刈り、11月に脱穀を行う。
6月1日には5年生34人が、田んぼに素足で入り、手植えを体験。約3.5アールの田んぼにもち米の苗を1株ずつ丁寧に植えた。
参加した児童は「苗を真っ直ぐ植えるのが難しかった」「素足で田んぼに入るのが初めてだったから楽しかった」など感想を話した。
指導したJAみなみ北部営農センターの田中孝之センター長は「米作りを体験し、農作物を作る大変さを知り、食べ物の大切さを感じてほしい」と話した。
収穫したもち米は、JAライスセンターで精米し、小学校の収穫祭で全校にふるまう予定だ。