第8回信州安曇野ハーフマラソン(実行委員会主催)が5日、安曇野市の豊科南部総合公園を発着点とするコースで開かれた。
ハーフマラソンの部(21.0975キロ)には全国から5115人、ファミリーランの部(2キロ)には294組642人が出場し、田植えの終わった初夏の田園風景を駆け抜けた。
大会ゲストで五輪メダリスト有森裕子さん、柔道家の篠原信一さんらの声援を受け、ハーフの部は午前8時半の号砲で一斉にスタート。農業用水路「拾ヶ堰」沿いなどを走った。
JAあづみ女性部は、同総合公園の特設ブースで、安曇野産「コシヒカリ」のおにぎり約3500個(200キロ)とねぎ味噌を振舞った。ランナーを出迎えた女性部員22人は「頑張ったね」「お疲れさま」「ゆっくり休んでください」などとランナーに声をかけ、おにぎりを手渡した。
同JA女性部によるおにぎりの提供は8年目。黒岩美知子部長は「安曇野の美味しいお米の味が伝わるよう心を込めて作った。ランナーがおにぎりを喜んで食べていたのでよかった」と話した。
部員らが作ったねぎ味噌をおにぎりにつけて食べたランナーは「毎回、これを食べるのが楽しみ。最後のキツイ場面はねぎ味噌とおにぎりを思い出すと頑張れます」と笑顔だった。
北海道から初めて参加したランナーは「山の景色を楽しめ、風も気持ちよく、走るには最高のロケーションだった。手作りのおにぎりは硬さも味も最高。すごくおいしかったので、来年も参加したい」と喜んでいた。