JAみなみ信州は12日、飯田市鼎の同JA本所で第13期女性大学の開講式を行い1年間の講座をスタートした。受講生23名のうち16名、同JA女性部長、講座で協力する(株)ジェイエイサービス職員、同JA役職員ら5人が参加した。同大学は50歳未満の女性を募り、毎月の講座で料理・運動・くらしの学習など幅広く学び、地域で活躍する仲間づくりを支援する。同JA助け合い組織にじの会の協力で託児も設け、育児中の女性でも自分のための時間を過ごすことができる。
今年度の講座はみなみ信州産の花を使ったアレンジフラワーや農業体験、伝統食づくりなどに加えて、同JA女性部との交流も盛り込み、地元はもちろん、県外から移住してきた受講生がみなみ信州を存分に知って、味わえるカリキュラムになっている。
同JA組合長で同大学の寺沢寿男学長は「JAが生活と密接であることを知って身近に感じてもらい、自分の時間を仲間とともに明るく楽しく過ごしてほしい。女性大学での経験を生かして将来は地域を元気にするよう活躍してもらえたらうれしい」と激励した。
代表であいさつした三石奈央美(みついしなおみ)さん(49)は子供の手が離れ、仕事の合間にと友人の勧めで同大学を受講。「自分だけでは体験できない様々なことを仲間とともに経験できることが女性大学の魅力。年齢的に女性大学を受講するのは今年で最後。自分磨きのひとときを仲間と楽しみたい」と笑顔で話した。
また受講生は同大学の卒業生らで構成するフレッシュミズグループRAKUMI(ラクミ)で同JA営農指導員による指導のもと野菜づくりを体験することもできる。同JAでは農と食を中心に、講座を通して仲間づくりをサポートし、JAへの理解を深めるとともに地域で活躍する人材育成を目指していく。