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第57回通常総代会開催 未来志向で事業運営 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 26, 2022 6:25:00 AM

5月26日、安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツで第57回通常総代会を開いた。総代434名(本人出席88名、書面による出席346名)が出席。議長には太田昭さんを選任。令和3年度事業報告や長期構想・2022-2024 3カ年計画、令和4年度事業計画など7つの議案を可決、承認するとともに「農家経営の危機突破および食料安全保障の確率に向けた特別決議」を提案し、満場一致で可決した。
千國茂組合長は「巡る情勢は厳しさを増すばかりだか、新たな決意を持って、未来志向で事業運営に取り組む」とあいさつを述べた。
21年度の生産販売高は前年対比12.5%減の77億444万円に留まった。4月に相次いで発生した凍霜害や6月の降雹、8月の突風などの気象災害により管内の多くの園地が被災、果樹を中心に甚大な被害を受けた。一方、大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の総売上額は6億7549万円(前年対比4%増)、来場者数は35万人(同1.8万人増)とそれぞれ過去最高を記録し、「農家所得の増大」に貢献したことを報告した。
JAあづみ長期構想は、「自然の潤いと人の営みが奏でる未来“安曇野”」をメインテーマに10年後を見据え、持続可能な農業・組織・経営基盤の確立を目指す。直近3年間の具体的施策「2022-2024 3カ年計画」(1)農業所得増大へのさらなる挑戦(2)総合力の発揮と協同活動による組織基盤の確立(3)農と暮らしを支えるJA経営基盤の確立―の3つのテーマを柱に、担い手確保を目的とする次世代総点検運動の実施や対話活動を通じた組合員とのメンバーシップ強化など、それぞれの重点課題に取り組む方針だ。