JA信州諏訪と信州諏訪農政対策協議会は5月19日から、JA施設10カ所に管内産のスターチスを飾っている。施設ごと、職員が彩りよく生けたもので、ボリューム感があり、色鮮やかと評判。来所した多くの人の目を楽しませている。
この取組みは、コロナ禍による花き需要の低迷、消費宣伝事業の中止がきっかけで始まり、今年で2年目。月1回、出荷最盛期を控えた管内産の花きをJA施設に飾っている。営農部の職員が花き集荷所から手配し、金融部推進企画課の職員が届ける。JAの各部署が連携して花きの魅力を発信し、地元での消費拡大に結び付けたい考えだ。
スターチスは花持ちがよく、ドライフラワーとしても人気が高い品目。管内では、主に原村で栽培されており、5月中旬から6月にかけて出荷最盛期を迎える。
20日、富士見町のJA富士見町中央支所では、入口近くに特設スペースを設け、花瓶2つに約25本ずつ生けて飾った。
同支所の窪田裕章統括所長は「昨年度、窓口を訪れる皆さんから『よい取組み』との声をいただいていた。今年も継続となったため、さらに管内産花きのPRに力を入れ、地元農家を応援していきたい」と話した。