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国際協力田で田植え マリ共和国へ援助米 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 24, 2022 12:45:00 AM

JAあづみは22日、飢餓に苦しむアフリカ西部のマリ共和国へ援助米を送るため、安曇野市堀金烏川の9アールの国際協力田で田植え作業をした。
連携する生活協同組合コープながのの組合員とその家族、JA理事やJA職員ら約40人が参加。手作業でコシヒカリの苗を植え、援助米作りに汗を流した。この取り組みはJA長野県グループ独自の取り組みで、国際協力田運動の一環。
田植え前に烏川地区担当の北林明彦理事は「人差し指と中指で植えるのがコツ。指の第2関節くらいまで差し込むとしっかり植わる」と指導していた。
参加者は裸足になって水田に入ると、泥の感触を楽しみながら、苗を2、3本ずつ手に取り、丁寧に植えていった。
参加者した女の子(10)は「裸足で田んぼに入ったのが初めてで、気持ちよかった。苗を真っ直ぐ植えられるようになった」と嬉しそうに話した。
北林理事は「手植えは貴重な経験。お米の大切さ、作業の大変さを感じてもらえたら嬉しい」と語った。
同JAは1998年から支援米作りに取り組んでいる。9月下旬に約600キロ収穫し、23年1月、JA長野中央会を通じてアフリカのマリ共和国に発送する予定だ。
JA営農経済事業部丸山昌則次長は「この取り組みはSDGs(持続可能な開発目標)の『飢餓をゼロに』に通じる活動で、先進的に取り組んできた。飢餓に苦しむ人々の一助になれば嬉しい」と願っていた。