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「あぐりキッズスクール」スタート 農業の楽しさ味わって | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 24, 2022 12:48:00 AM

JAあづみは5月21日、農業体験講座「あぐりキッズスクール」を開講した。同講座はJA創立50周年を記念した企画で、8年目を迎えた。次代を担う子どもたちが農作業の体験を通じて、命を育む食の大切さと農業に理解を深めてもらうことが目的。2022年度は新設した「果樹コース」や「水稲コース」、「野菜コース」の3コースを展開する。
同日、安曇野市堀金の広域営農センターで「あぐりキッズスクール(水稲コース)」の開講式を開いた。JA管内の小学3~6年生とその家族18人が参加。
二村恵常務理事は「昨今は、農家の子どもであっても土などに触れる機会が減ってきているが、米作りを通して農業の楽しさを味わって欲しい」とあいさつした。
開講式後、JAあづみ青壮年部の青栁聡さん(53)の約30アールの水田で「コシヒカリ」の苗を植えた。
参加した子どもたちはほとんどが田植え初体験という。JA職員は苗の持ち方や植え方などを指導した。長靴を脱いで田んぼに入り、横一列に並んだ。足を取られ転びそうになりながらも「うまく植えられたよ」「楽しい」などの声を上げていた。
安曇野市穂高から参加した草深素良(9)ちゃんは「泥がぬるぬるしていた。裸足で入ると気持ちよくて楽しかった」と泥の感触を楽しみながら、夢中になって植えていた。
青栁さんは「美味しいお米ができるよう水管理など精一杯サポートさせていただきます」と話した。
講座は計3回あり、9月に稲刈り、10月は修了式も兼ねて新米をおにぎりにして味わう予定だ。