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優良種子生産へ意欲 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 11, 2022 4:37:00 AM

JAグリーン長野水稲採種部会は4月7日、長野市信更町の信田支所で定期総会を開いた。新旧役員24人が出席し、2021年度の事業報告と2022年度の計画を審議し承認。県内有数の水稲種子産地として、さらなる優良種子生産に向けて、意欲を燃やした。
21年度は、県内で水稲生産量の減産・縮小により需要は減少。生育初期の気温差などが影響し生育のムラなどもあったものの、倒伏も少なく、部会員の異形や病害等への万全な対策により、前年並みの契約数量240トンを維持した。
22年度は、コシヒカリ・あきたこまち・ひとごこちの生産面積あわせて10アールほど減らすものの、21年度同様の240トンを契約数量に、定期・適期のほ場巡回や病害対策の指導会・講習会を行い、良質な種子生産に取り組む方針を決定。部会長に再任した吉澤勇さんは「部会員のご努力で病害の発生も少なく済んだ。引き続き、みなさんの協力のもと対策の徹底に努め、良い種子を生産する実りの多い年にしていきたい」と抱負を語り、部会員の農作業安全と健康を祈った。
水稲採種部会は、同市信更町で主に県内出荷用の水稲種子(コシヒカリ・あきたこまち・ひとごこち)を栽培。部会員103人で5,000アール(50ヘクタール)を契約栽培。県内でも古くから続く有数の種子産地として栽培に注力する。