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南穂高ふれあいセンターオープン 介護・福祉の拠点整備 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Apr 7, 2022 6:07:00 AM

JAあづみは4月5日、安曇野市豊科に南穂高ふれあいセンター、指定訪問介護・指定居宅介護支援事業所をオープンした。
地域の特性を生かした営農・組織活動など組合員の拠り所として活用するとともに「介護・福祉」の拠点として利用者が安心して暮らせる地域社会づくりに貢献する。
同日、開いた開所式には総代会長やJA理事、JA共済連長野、JA役職員など約30人が出席。千國茂組合長は「この場所は、協同活動、福祉活動を実践する場であり、組合員や地域の利用者の拠り所となるよう運営していく」と力強く挨拶した。
同施設は「事業基盤再編マスタープラン実践計画」に基づき、2021年10月に実施した豊科地域の支所再編により、金融窓口を移管した旧支所の建物を一部改修。延床面積約800平方メートルの2階建てで、同JA本所構内にあった指定訪問介護・指定居宅介護支援事業所(総務開発事業部福祉課事務所含む)もセンター内に移転。談話スペースや福祉相談窓口を整備し、広々とした居心地の良いサロンのような空間づくりに注力した。ケアマネジャーなどの資格を持つJA職員9人が常駐する。構内には通所介護事業所(デイサービス)「あんしんの里 南穂高」などがあり、介護・福祉拠点を集約することで居宅介護支援・住まいや介護予防、生活支援が一体的に提供できる地域包括ケアシステムを構築。提供するサービスや利用料金などはそのままに、福祉相談窓口を一本化。組合員・利用者の利便性向上を目指す。
今後、事業所内での学習会や月一回の福祉相談会、利用者ごとのケース検討を行い、職員のレベルアップと資質向上を図る。
同JA管内で福祉機能を併設したふれあいセンターのオープンは初めて。改修資金や新型コロナウイルス感染症対策備品の購入費用は「JA共済 地域・農業活性化積立金」を活用。
JA共済連長野の青木信彦本部長は「介護・福祉、組織活動の拠点として人が集まるような場所にしていただきたい」と期待していた。