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力強く決意表明 信州うえだファームで3人が独立就農 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 28, 2022 1:18:00 AM

JA信州うえだの子会社「信州うえだファーム」は3月24日、上田市の同JA本所で2021年度研修生修了式と激励会を行った。同JAと同社関係者の他に長野県、上田市、東御市の農政関係者が来賓として参加した。修了生は3人で、全員がJA管内で独立就農する。就農種別は果樹栽培が2人、野菜栽培が1人。
同社は、新たな担い手を育てる新規就農者育成事業に取り組んで13年となる。Iターンなどの新規参入者を含む就農希望者を研修生として受け入れて雇用している。
研修期間はおおむね2年間で、その間に認定農業者になることも義務付けている。研修圃場(ほじょう)は、同社が借り受けて施設改修や果樹の改植などを進め、整備された農地を提供する。研修後はその圃場を研修生が引継ぎ、就農する。
上田市と東御市でワインブドウ栽培で就農する修了生の平井祐一朗さん(55)は「3年間研修を受けて、農業は奥が深くて面白いと感じた。ワインブドウを栽培し、世界に認められるようなワインを作りたい。人生で悔いのない農業をしていく」と力強く決意表明した。
同社の中山孝代表取締役は「それぞれが理想の農業の実現に向かって頑張っていこう。地域を支える農業者として、地域農業の発展のために、共に取り組んでいこう」と激励した。