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ほ場巡回で情報・技術 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 15, 2022 5:11:00 AM

JAグリーン長野では、農作物の生育期に合わせ、部会や地区ごと、生産者参加のもと、ほ場巡回を開催してる。3月に入り、春先出荷の農作物について、収穫前の管理や収穫作業に関する巡回指導が増加。生育状況や管理のポイントのほか、他生産者のほ場見学を通じた技術・情報共有による栽培技術と品質の向上につなげる目的だ。
花き部会球根専門部は3月14日、ハウス栽培の「アリウム・ギガンチューム」のほ場巡回を開催。同日午前には、野菜部会施設果菜専門部清野班が「キュウリ」のほ場巡回を行い、長野県農業農村支援センター担当者も講師に招いて、栽培管理状況を確認した。
このうち、球根専門部は、長野市松代町・稲里町・若穂の生産者6戸を巡り、約1カ月後に迫る収穫を前に、各生産者から定植時期や管理状況を聞き取り全員で共有したのち、生育状態や、管理状況、病害虫発生有無などの状況を見て回った。松代町清野のほ場では、病害虫の発生は確認されず、花となる部分の草丈が伸びてきており例年より早いくらいの状況。生産者は、「今冬は例年より寒い環境であったが、寒さに強いアリウム類の性質を感じ得た」とうなずいた。専門部長の宮川昭夫さん「これから虫の発生も懸念されるので、適期防除を行い、良い品質の花を出荷していこう」と部員に呼び掛けた。
今後も花き部会トルコギキョウ専門部で3月下旬に圃場巡回が予定される。JAでは、新型コロナ対策を講じながら、営農に欠かせない部会活動の一つとして、巡回指導や栽培講習会を開催していく。