JAグリーン長野生産販売部営業課が担当するインターネット販売が2021年度販売金額2,880万円(前年対比194%)と躍進した。この勢いに乗り22年度のネット販売をJAタウン(JA全農)でスタート。21年度に好評を得た品目や規格(アイテム)は継続するとともに新たな販売品目や規格(アイテム)を導入し、JA産農産物の販売の拡大とアピール強化、リピーターの確保に取り組みたい考えだ。
同課では20年度より「JAタウン」を通じたインターネット販売により注力するべく、専任担当を置いて、試験的に販売を開始。20年度は主要果実品目を販売し1,470万円を売り上げた。21年度は、販売品目に野菜・花き・きのこを加え、果実品目は「品種詰め合わせセット」「家庭用向け品質品」など産地ならではの規格(アイテム)を強化。詰め合わせセットなどは軒並み予約で埋まった。また、モモの購入者がブドウやリンゴも、といった他品目への誘客やリピーターの確保にも貢献している。
一方、インターネット販売特有の価格競争や送料が課題となる。JAでは、アイテムなどの工夫、また、品質や味を強みにリピーターを確保するなど、インターネットを「JAとの取引の入り口」の一つに位置付け、新規顧客の開拓、リピーターの定着、他品目への誘導など、22年度もさらなる販売拡大につなげていく考えだ。
22年度スタートにあたり、3月1日には花「サイネリア」を、3月10日からは「春掘りの長芋」の受付・発送をスタートさせた。営業課担当は「21年度の販売傾向を分析し、より多くの方にグリーン長野の農産物を購入いただけるようなラインナップ等、工夫を凝らした販売に努めたい」と話している。