県内JAの話題

「日常業務」の積み重ねで特殊詐欺未然防止 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 18, 2022 12:33:00 AM

JAグリーン長野寺尾支所(長野市松代町)は、特殊詐欺を未然防止したとして2月18日、長野南警察署から感謝状を受け取った。同署長割田一志警視が支所を訪れ、「丁寧な接客と適切な対応で被害を未然に防止していただいた」と感謝が示され、一條一巳支所長が御礼を述べた。
事案は1月26日昼過ぎに発生。普段は窓口の利用機会の少ない80代の女性が「250万円を下ろしたい」と来所。慌てた様子はなかったが、挙動・雰囲気が他の客と若干違うことやマスクを忘れ、メモを手にしていることなどに違和感を覚えた窓口担当職員が、高額だったことも踏まえて資金使途を聞き取った。女性が「県外の息子から電話があり、これから取りに来ると電話があった」と話し、さらに疑問を持ち、電話の内容を聞いたところ、内容に不明な点も多いため詐欺を疑い、支所長に相談。女性が手にしていた住所録(メモ)を元に、支所から息子に電話を入れたが、繋がらなかったことも含め、支所長が警察に通報し、警察官が来所。警察官が事情を確認したうえで女性と自宅に戻り、詐欺であることが判明した。
対応した窓口職員は「警察等から送られてくる特殊詐欺注意の案内などを日頃から確認したり、資金使途を聞くなど、日頃からの行いが未然防止につながった」と振り返る。一條支所長は「日常業務をちゃんと行っていたことが防止につながったので、引き続き、適正な日常業務を通じ詐欺防止に努めていきたい」と話している。