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「秋」に向かって品種を検討 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 7, 2022 1:23:00 AM

JAグリーン長野花き部会トルコギキョウ専門部は2月3日、抑制作型(秋出荷)のトルコギキョウ品種検討会を長野市篠ノ井のJA営農センター会議室で開催した。専門部員8人が出席。種苗メーカー5社WEBと会場を会議システムでつなぎ、各メーカーの一押し品種や市場の引き合いが強く、管内栽培環境にもあう品種などを種苗メーカー担当者から聞いた。
メーカーのうち、サカタのタネからは、収穫作業性もよく、定植数の7~8割の出荷につなげることが可能な「花もち」が良く、枝吹きの良く、立ち枯れも少ない「ロスなく、無駄なく出荷できる」品種を、「花の大きさ」「色」「花揃いがいい」観点から紹介された。JAからは、品種が紹介された冊子のほか、営農技術員が2021年9月から11月の販売品種・売立本数・販売金額から平均取引単価を算出した参考資料を配布。生産者は品種の紹介冊子や参考資料を見ながら、メーカーの説明をメモしていた。
検討会後、2月最終週まで各戸で品種を検討し、注文を確定。苗は7月中に4回供給する予定だ。同専門部では、1月から季節咲作型の定植も始まり、新規トルコギキョウ生産者向けの花き栽培セミナーも長野農業農村支援センターと3月以降合同開催する予定。新たな仲間を迎えながら、品質の良いトルコギキョウ生産による生産者手取りの向上へ、スタートを切る考えだ。