県内JAの話題

JAみなみ信州畜産共進会表彰式 高品質で高い市場評価 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 23, 2021 5:33:00 AM

JAみなみ信州と同JA畜産協議会は21日、飯田市鼎の同JA本所で、第24回JAみなみ信州畜産共進会(繁殖の部)の表彰式を行った。受賞者と同JA役職員、南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野の職員が参加した。
繁殖の部の審査は新型コロナウイルス感染症の影響で生体の集合審査は行わず、今年4月~10月の市場販売価格で1頭あたりの平均価格の高い上位5名を表彰した。雌の部は34戸、去勢の部では35戸の生産者が子牛を出荷した。雌の部特別優秀賞には飯田市の久保田義文さん(くぼた・よしふみ)さんが選ばれた。去勢の部特別優秀賞には飯田市の伊藤公雄(いとう・きみお)さんが選ばれた。
同共進会副会長で同JAの中村彰営農担当常務は「生産者の努力により南信州牛は高品質だと京都市場から高品質で高い評価を受けている。信州プレミアム牛として需要が高まる中でも特に南信州牛をブランドとして取り扱う買参人も増えている。長引くコロナの影響や飼料の高騰も懸念されるが、JAとしてもしっかりと対策をとって畜産業の発展に努めていく。生産者の皆さんには引き続き高品質な生産に励んでいただきたい」と話した。
久保田さんは「日頃から健康な牛を育てるように精を出している。皆さんに好まれる良質な牛をこれからも生産していきたい」と話した。伊藤さんは「日々目と手をかけて育ててきた牛が評価されて嬉しい。これからも高品質な牛づくりに励んでいきたい」と話した。
また新型コロナの影響などで牛乳の消費が落ち込む中、冷夏で生産量が増えたことで全国的に生乳廃棄が懸念されている。同JAでもこの日は牛乳消費拡大を目的に、参加者に農協牛乳の200mlパックを配布し牛乳の消費を呼びかけた。

入賞者は次の皆さん。
【雌の部】
▽特別優秀賞:久保田義文(飯田市)▽優秀賞:松下厚(阿南町)、吉川嘉一(飯田市)▽優良賞:市瀬徹(飯田市)、串原肇(下條村)
【去勢の部】
▽特別優秀賞:伊藤公雄(飯田市)▽優秀賞:木下伸一(喬木村)、柴田佳洋(飯田市)▽優良賞:吉川嘉一(飯田市)、石原正(阿智村)