JA信州うえだ菅平農事振興組合は、12月14日、上田市菅平高原の天狗ロッヂで「菅平野菜生産販売反省会」を開いた。2021年度の野菜の生産・販売経過を振り返り、22年度に向けた課題を確認した。生産者やJA全農長野、JA職員42人が出席した。
全農長野の担当者が、コロナ禍での青果物の消費動向や、事前に取りまとめた各市場の意見と要望を報告した。
主要品目のレタスは、菅平地区の安定した出荷量と品質や急な出荷要請にも柔軟な対応に対して評価する市場が多かった。
コロナ禍による消費動向の変化で乱高下を繰り返し、作付け体系の違いが販売状況の明暗を分ける結果となった。
生産販売対応の課題として「需要に見合う作付け体系の構築」「異常気象条件下における安定生産対策」「出荷見通しの精度向上」「作柄急変時の早期情報伝達とフォロー体制」などが挙がり、22年度に向け課題を共有した。
JA真田営農センターの小松俊明センター長は「菅平産の野菜が市場から信頼される産地として菅平ブランドを維持するために生産者と一体になって引き続き取り組んでいきたい」と話した。