JAながのちくま営農センターと長野農業農村支援センターは11月下旬、同営農センターでフラワーセミナー最終講座と閉講式を開いた。このセミナーは将来的に花きの出荷・販売を目的とした新規就農者や新たな品種栽培を希望する方を対象に開講し、栽培の基礎知識や実際の圃場での体験研修など、4月から全6回の講座が行われた。受講生12人中5人が新たに出荷を開始する。最終講座では、花き生産者の久保田寛さんが「花き栽培の魅力と今後栽培を始める方への提言」について質問を交えながら話したほか、同受講生で既に花き栽培を始めた3人が現況や感想など発表した。今年初めて「花ナス」を出荷した60代の受講生は「この年齢で出荷できるまでになると思わなかった。来年は違う花にも挑戦したい」と意欲を見せた。閉講式では、同営農センターの金児博昭課長が「このセミナーを通じて出荷いただける方がいて嬉しく思います。今後は営農技術員をどんどん相談していただきたい」とあいさつ。受講生全員に修了証を授与した。