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次代に継承願う JA女性部と作るたくあん漬け | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 13, 2021 1:22:00 AM

安曇野市立南安曇農業高校の生物工学科微生物バイオテクノロジーコースの2年生7人は13日、同校校内でJAあづみ女性部員から漬物作りを学んだ。同校との連携は4年目。鶴見静江部長ら3人が講師となり、一緒にたくあん漬けの仕込み作業をした。
生徒たちは校内の畑で自ら育て、1週間ほど干した牧大根を使い漬け込んだ。牧大根を隙間なく並べ、米ぬかや三温糖、塩などの調味料を交互に重ねていった。乾燥させたナスの葉と完熟した柿を加え、35キロの重石を乗せて仕上げた。
初めて漬物を作る生徒がほとんどで「隙間ができないように並べて」「調味料は丁寧に被せて」などと声を掛け合いながら積極的に作業していた。
今溝秀雄教諭(53)は「漬物作りを通じて微生物の力で食品が出来ることや農村文化を知って欲しかった。女性部の皆さんのおかげでいい学習の機会になった。本当にありがたい」と話した。
鶴見静江部長は「生徒さんたちは漬物作りに興味津々で教えがいがあった。自分たちで栽培したものを加工し、食品にする技術や知識を代々継承していってほしい。そのためにできる限り協力していきたい」と意気込んだ。