長野県連合青果佐久支社が主催する「ふじ祭り」が11月27日に開かれ、JA佐久浅間丸横共選所が「サンふじ」を出荷した。
イベントは、県内各地から贈答用に荷造りした「ふじ」を集め、仲卸や量販店、青果店などにセリ競売で取引するもの。開会に先立ち、産地を代表して立科町の両角正芳町長が同町のリンゴ栽培の状況を説明。「市場の皆さんの力で「たてしなりんご」の魅力を消費者に伝えていただきたい」とあいさつした。
競売にはJA丸横共選所から贈答用「サンふじ」5・10キロ合わせて1500ケースを出荷。試食用のサンプルで味を確認した買受人が目当てのリンゴを次々と落札し、すべての取引が終了した。
生産者代表で訪れたJAしらかば果樹部会の佐久間正秀部会長(61)は「凍霜害の影響で量が少なく小玉傾向だが、味は自信を持ってお薦めできるいいリンゴに仕上がった。地元の市場を通じて消費者にふるさとの味を届けたい」と話している。