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「良い年になりますように」 伝統文化に触れ迎春の準備 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Dec 8, 2021 1:09:00 AM

JAみなみ信州女性部伊賀良支部は、2日飯田市の同JA伊賀良支所で、水引で作る正月飾り教室を行った。木下水引(株)の社員3人が講師となり、部員、JA職員ら12人が参加。およそ2時間ほどをかけ正月飾り製作を楽しんだ。
同支部は毎年冬の生活教室で料理を行ってきたが、今年は地元の伝統工芸、水引を使った正月飾りで新年を迎えようと計画。同支部の片桐貴代子支部長は「自粛期間が長く、部員どおしで楽しむ機会も少なくなってしまっている。我慢の中できることを活動にしてきたが、来年こそはコロナを退治し女性部活動を思いっきりやりたい。皆さんで思いを込めた飾りを作って新年をお迎えする準備をしましょう」と挨拶した。
参加者は初めての人から以前仕事として作っていた人などレベルは様々だったが、講師に指導を受けながら作業中は「豪華な色の水引で華やかな飾りにしたい」「きれいな形に整えるのは難しい」など笑い声もあり、それぞれが好みの色を使った自分だけのオリジナル飾りをつけた正月飾りを完成させた。
飯田下伊那地域は江戸時代から続く水引生産高が全国で7割ほどのシェアをもつ一大産地。伝統工芸として地元小学校などで体験授業も行われている。
木下水引(株)営業部の岡部詔雄係長は「地元の方でも触れる機会は少なくなってきていると思うので、まずは楽しんでもらうことが一番。興味を持っていただくきっかけになると嬉しいし、生活の中でも楽しんでもらえるとありがたい」と話した。
出来上がった飾りに参加者はできた飾りを見て「外に飾るのがもったいない。家の中に飾りたいな」と満足そうに見せ合っていた。