JA佐久浅間花き専門委員会カーネーション専門部は11月30日、JA本所で反省会を開いた。部会員や市場、JA関係者ら約50人が出席。2021年度の生産販売経過と実績を振り返り、収量向上と安定生産に向けて、今後の課題や取り組み方針などを検討し、市場と意見交換をした。
21年度は、品質向上や安定価格販売対策として、抜き打ちでの日持ち調査や選別の徹底、市場や種苗会社との情報交換による品種検討会のほか、同専門部主催によるカーネーションフェアを初めて開催した。
今年は初期生育は順調だったものの、4月の低温や8月の長雨などの影響で、出荷数量の不安定さが目立った。同JAの10月末時点の販売本数は、スタンダードが前年比95%、スプレイが96%となった。
同専門部は次年度に向けた対策として、労力や販売、品質面を考慮して修正ピンチの導入や多様な取引形態に対応した年間予約相対販売の拡充、秀品率の高い品種への誘導を行う方針だ。