JAあづみは12月4日、安曇野市堀金のJA広域営農センターで、コープながのと合同で、飢餓に苦しむ西アフリカ・マリ共和国へ送る支援米の発送式を開いた。
コープながの中南信地区の組合員家族や同JA理事、組合員ら約30人が参加。参加者は、米袋に花や日本のシンボル富士山などの絵と、現地の言葉でメッセージを書いて支援米を送り出す準備をした。
米の支援は、JA長野県グループの「国際協力田運動」と食とみどり・水を守る長野県民会議の「アジア・アフリカ支援米」活動として実施している。国際協力田運動は平成10年から始まり、20年以上活動を続いている。
約10アールの国際協力田を管理するJAの北林明彦理事は「日本の美味しいお米が世界の食料事情を助け、SDGsに先駆けて取り組む素晴らしい活動。こどもたちにお米の作り方を学んでもらういい機会となった」と話した。
参加者は「マリ共和国の人たちに食べてもらい笑顔になってほしい」と願い込めた。
支援米570キロは16日、長野市のJA集荷施設へ発送する。1月中旬には県下全体の出発式が行われ、支援米は約2万キロの船旅を経て3月中に現地に届けられる。