JAみなみ信州青年部第1ブロック上郷班のメンバー6人は26日、飯田市上郷のかみさとなかよし保育園の年長園児39人と同地区にある同青年部が管理する圃場でじゃがいもの収穫を行った。同JA上郷支所職員も作業に協力した。
この圃場は有休農地を活用しようと5年前から同支部が管理を始め、春はリーフレタス、秋にはじゃがいも「出島」を栽培している。同保育園とのじゃがいも栽培は今年がはじめて。秋に予定していた定植作業は雨が続いたことで園児と一緒にできず、定植時期も遅れてしまったことからじゃがいもが収穫できるか心配されたが、子供の手の平ほどある大きなじゃがいもが100kg近く収穫できた。最初にトラクターでじゃがいもを掘り起こす作業を見学した園児らは、トラクターが通ったあとを見つめじゃがいもが表れると歓声をあげ喜ぶ姿を見せた。収穫のGOサインが出ると一斉に畑に飛び出し、次々とじゃがいもを拾ってコンテナに入れた。
同支部の高田一仁支部長(40)は「想定外のじゃがいもの成長に驚いている。この圃場は5年をかけて少しずつ整備して扱いやすい土壌になってきた。保育園児と一緒に活動できるまでになって嬉しい」と収穫の喜びを話した。
同保育園年長担任の初崎知香先生(43)は「子供たちの楽しそうな姿がみられて嬉しい。青年部の方とはいろいろな活動を一緒にしてもらっていて顔見知りなので、子供たちものびのび作業できている」と話した。
この日収穫したじゃがいもは園児が家庭へ持ち帰る他、翌日行われた同JA上郷支所の収穫祭で販売した。