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長芋出荷会議が開かれる/試験品種を検討/JA上伊那野菜部会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 19, 2021 4:48:00 AM

JA上伊那野菜部会は管内2会場で長芋出荷会議を開いた。11月中旬から始まる出荷を前に、生産者に向け出荷要領などの説明を行った。
11月11日、中川村にある中川資材店で開かれた会議には生産者5人が出席。JA上伊那の担当指導員から出荷時の等級区分や注意事項が説明され、生産者はメモを取りながら説明に耳を傾けた。
その後、今年から新たに試験栽培を始めた品種「ねばり芋」の検討を行った。従来の品種は長さがあるため、収穫時に折れやすく、作業が大変なことから太くて短い品種の栽培を検討。今年の春、生産者に種芋を配り試験栽培を始めた。「ねばり芋」は名前の通り、従来の長芋に比べて粘りが強いことが特徴。生産者らは収穫した長芋を持ち寄り、見た目の違いを確認した。また、実際にすりおろし、粘りの違いを確かめた。
同JAの指導員は「新しい品種も想像していたものより長さがあった。生産者が少しでも作業しやすくなるよう試験栽培していきたい」と話した。
今年は梅雨の時期が短かったことや、8月中旬の長雨の影響で長芋の変形が心配されている。管内では11月下旬から12月上旬に出荷の最盛期を迎え、12トンの出荷量を計画している。