JAみなみ信州と同JA畜産協議会は29日、飯田市鼎の同JA本所で、第24回畜産共進会（肉豚の部、牛肉枝肉の部）の表彰式を行った。受賞者やJA、南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野の職員が参加した。
肉豚の部の審査は10月13日に（株）長野県食肉公社で行われ、雌・去勢を1組として6組12頭が出品された。最優秀賞には豊丘村の（有）クリーンポーク豊丘松下敏文（まつした としふみ）さん（66）が出品した枝肉が選ばれた。
肉牛枝肉の部の審査は10月25日に京都食肉市場（株）で行い、20頭が出品された。最優秀賞に豊丘村の吉川俊男（きっかわ としお）さん（74）が出品した黒毛和牛が選ばれた。また今回出品した20頭のうち2021年度京都食肉市場特選牛に4頭が選ばれた。
表彰式であいさつにたった同共進会副会長で同JAの中村彰営農担当常務は「生産者の努力により、豚、牛共に高い品質が維持され、それぞれの市場から高い評価をいただいています。飼料の高騰やコロナの影響もまだまだ心配だが、関係機関と連携を強化しこの地域の畜産業の維持発展に努めていきます。これからも安全安心と高品質の維持への努力を引き続きお願いします」と話した。
松下さんは「常に安全安心に気を付け、おいしいと言われる豚肉づくりを維持していきたい」と話した。また吉川さんは「普段から支えていただく皆さんのおかげ。酪農から始め50年ほどになるが、日々様子を気にかけ毎日の対話を大事にこれからも励んでいきます」と話した。
入賞者は次の皆さん。
【肉豚の部】
▽最優秀賞：(有)クリーンポーク豊丘 松下敏文（豊丘村）▽優秀賞：本村隆雄（飯田市）、㈱丸山産業 丸山公弘（飯田市）▽優良賞：（農）エスピーエフこがねや第一農場 矢澤宏輝（飯田市）、（農）エスピーエフこがねや第二農場 小池雅昭（飯田市）、今村篤（飯田市）
【肉牛枝肉の部】
▽最優秀賞：吉川俊男（豊丘村）▽優秀賞：㈱夢ファーム高森農場（高森町）▽優良賞：北沢忍（飯田市）、矢澤邦登（飯田市）