JA信州諏訪女性大学は10月13日、茅野市のJAちの営業所3階会議室で自動体外式除細動器(AED)講習会を行った。受講生12人が参加し、緊急時に備え、救命に必要な知識と対処方法について理解を深めた。またコロナ感染予防のため、換気をよくし、検温や手の消毒、マスクを着用して対策をとって行った。
フクダ電子長野販売株式会社 浅沼太郎さんを講師に招き、人形を使って一時救命手当の流れやAEDの使い方を確認。受講生は4グループに分かれ実技を行い、AEDでの心肺蘇生法に挑戦。電極パットを貼り付ける位置や胸骨圧迫による心臓マッサージの強さなどを確認した。手順ポイントなど積極的に質問し、対処方法を身に付け、熱心に訓練した。
浅沼さんは「心臓マッサージの際はウイルス飛散を防ぐため、顔にハンカチなどをかぶせるなど工夫をしてほしい。救命救急の場面に遭遇した時、如何に冷静に訓練で学んだことを実践できるかが大切」と強調した。
参加した茅野市の女性(70)は「講習を受けることができてよかった。いざというときに冷静に対処していきたい。まずは家のまわりのどこにAEDがあるか確認したい」と話した。
同大学は生活や文化、教養などの学習を通じて、女性が女性として、女性らしく学ぶ機会や地域の仲間づくりを広げることを目的に、さまざまなカリキュラムを月に1回のペースで行っている。今後は、コロナ感染状況も踏まえながら「おしゃれしめ縄づくり」を行う予定。