JA上伊那は10月21日、同JA野菜選荷場で加工用ニンジンの出荷会議を開いた。生産者や集荷を担当するJA米穀・野菜指導員、長野興農(株)など13人が参加。掘り取りを前に出荷方法や規格、部位のカット処理の目合わせなどを行った。
同JAでは全農長野の紹介で2012年より加工用ニンジンの栽培を開始。全量を野菜・果実飲料などを製造する長野興農(株)に出荷する。今年は11軒が115aで栽培。8月の降雨が心配されるがおおむね昨年並みの45トンの収量を見込んでいる。
出荷会議では出荷までの一時保管の際に凍らないように注意を呼びかけた。また、長野興農(株)資材原料部原料課、龍野慎太郎係長より出荷の際に事前に行う、双またや実割れといった奇形のカット処理も実演され、統一の出荷規格を確認した。
同社の龍野係長は「出荷規格を守っていただき、引き続き良質なニンジンの出荷をお願いしたい」と呼びかけた。