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来場者150万人 開設から5年5カ月で達成 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 25, 2021 5:58:00 AM

安曇野市豊科のJAあづみ農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の来場者が23日、150万人に達した。地産地消の拠点となる県内最大級のJA直売所で、地域の生産者や消費者の支持を集め、開設から5年5カ月での達成となった。
日替わりイベントや毎年恒例の「ハイジの里 周年祭」、「新米祭り」、「くだもの祭り」など季節の目玉イベントを定期的に開催し、ここまで来場者数を伸ばしてきた。コロナ禍で消費者が外出を控え、自宅で食事をする回数が増える中、新鮮で安全・安心な農産物が買える直売所としても人気を集め、令和2年度の来場者数は33.2万人と過去最高を更新した。
同日、午前9時ごろにレジで会計をした大町市大町の渡辺理絵さん(53)家族が150万人目となり、千国茂組合長とくす玉を割って、記念品の安曇野産リンゴ「シナノスイート」と新米「コシヒカリ」各5キロを受け取ると、来店者やJA役職員らが拍手で祝った。
渡辺さんは「突然、鐘が鳴り他人事だと思っていただけに驚いた。新鮮な農産物や鮮魚、手作りのお惣菜など豊富な品揃えと広い店内を隅々まで見て回るのが楽しい。頂いた農産物は大切に食べたい」と笑顔を見せていた。
ハイジの里は、4年の歳月をかけて平成28年6月5日にオープン。店舗は、敷地面積約11,000平方メートル、建築面積約1,500平方メートルの鉄骨平屋建てで、売り場面積は約690平方メートル。駐車場は約140台。約700人の生産者が登録し、リンゴや梨、ブドウ、ネギ、白菜など新鮮な農産物を取り揃える。さらに、総菜や菓子の加工、子供たちなどが調理を体験できる施設を併設し、買った商品をその場で食べられる「イートインコーナー」や金沢近江漁港で朝水揚げされた新鮮な魚介類が直送便で、その日のうちに並ぶ「鮮魚コーナー」なども設けている。
千國茂組合長は「記念すべき日になったが、来場者150万人達成はあくまでも通過点にすぎない。地域の生産者のため、消費者のためこれからも直走る」と力強く話した。
ハイジの里の後藤祐輔店長は「地元のみなさんに愛され、一番に支持される店舗づくりを進めていきたい」と意気込んだ。