県内JAの話題

自分たちの手で水を運び育てた米 喜びも大きく | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 22, 2021 12:41:00 AM

飯田市小伝馬町の浜井場小学校3年生16人は18日、同校構内の圃場で稲刈りとサツマイモ堀りを行った。毎年同校ではこの圃場を利用して大豆づくりや米づくりなど農作業を体験しており、今年は3年生が「米作りをしたい」と取り組み、同JA上郷支所営農課も協力してきた。
田植え直前の6月、大雨の影響で野底川からの水の取り入れ口が流れてしまったため雨水と水道水を児童らが運び、休日や夏休みも当番制で管理してきた。米の栽培面積を縮小し空いた場所にサツマイモを植えた。田んぼには「がんばる田んぼ」と看板を立て、かかしも児童らの提案で作成。自分たちで米作りを進めてきた。
この日児童らは鎌を使って1株ずつ収穫し、「育てるのは大変だったけど、刈り取るのは思ったより簡単だった。楽しかった」と振り返った。
3年生担当の荒井麻衣教諭(25)は「水が引けなくなって今年の米作りはだめだと諦めかけていたが、子供たちの熱意と努力で奇跡のお米が収穫できた。よくがんばってくれた。収穫した米とサツマイモをどうするか子供たちと相談しながら決めていきたい」と話した。
作業を指導した同JAの小池洋司課長は「子供たちが積極的に取り組んでくれたおかげで立派な米が収穫できた。チームワークよく楽しく作業ができてよかった」と話した。